クロロス株式会社、イチゴ生育予測サービス「BerryCast」を2026年1月より提供開始

2025年12月23日製品発表

クロロス株式会社、イチゴ生育予測サービス「BerryCast」を2026年1月より提供開始

~ スマートフォン動画×AIで熟度別果数を把握し、生育予測を高度化 ~

クロロス株式会社(本社:東京都杉並区、代表取締役:相澤光俊、以下「クロロス」)は、イチゴの生育予測サービス 「BerryCast(ベリーキャスト)」 を、2026年1月より提供開始することをお知らせします。

本サービスは、2025年に株式会社ナイルワークスにて提供され、多くの栽培現場で活用されたイチゴ生育予測ツールを、事業承継を受けたクロロスが機能強化し、新たな製品として提供するものです。

BerryCast - イチゴ生育予測サービス

BerryCast - スマートフォン動画×AIで熟度別果数を把握

BerryCast(ベリーキャスト)について

「BerryCast」は、スマートフォンで撮影したイチゴ栽培ベンチ・畝の動画データをもとに、画像解析AIが果実を熟度別に認識・カウントし、将来の生育を予測するサービスです。

製品概要はこちら

本サービスでは、以下の特長を備えています。

  • スマートフォンで撮影した動画から、熟度別に果数を自動カウント
  • 設定した温度条件をもとに、生育を予測 (複数の温度シナリオ設定が可能)
  • 日々の栽培管理だけでなく、収穫計画や作業計画立案を支援

なお、現在、撮影したベンチ・畝ごとの「収穫量ピーク日の予測」機能を開発中です。2026年はベータ版としての提供を予定しています。

導入事例コメント(昨年利用者)

昨年、本サービスを導入した栽培現場からは、以下のような評価の声が寄せられています。

「予測データをもとに収穫日を事前にスケジュールすることで、収穫量の安定化と作業効率の向上につながりました。収穫タイミングの見通しが立つことは、現場の段取りを考えるうえで非常に助かりました。」

(北陸エリア/イチゴ生産者・施設栽培)

「今後、収穫ピークまで予測できるようになることで、人員配置や来園対応も含め、さらに計画的な栽培ができると期待しています。」

(関東エリア/イチゴ生産者・観光農園)

ベータ版機能に関するモニターユーザー募集について

クロロスでは、現在開発中の「収穫量ピーク日の予測」機能の精度向上を目的として、モニターユーザーを募集します。栽培期間中の実際の収穫量等のデータをご提供いただく代わりに、「BerryCast」の使用料を通常価格の50%で提供いたします。

対象
イチゴ栽培農家(施設栽培・観光農園含む)
内容
収穫量ピーク予測機能(ベータ版)の利用およびデータ提供
期間
2026年シーズン(予定)

詳細については、クロロスまでお問い合わせください。

サービス提供開始時期・料金

●サービス開始時期

2026年1月

●料金プラン(税抜)

ライトプラン
  • ・撮影・解析:月4回まで
  • ・追加解析:1回 1,000円

月額 4,000円

スタンダードプラン
  • ・撮影・解析:月20回まで

月額 18,000円

※モニターユーザーについては、上記料金の50%で提供します。

提供の背景

イチゴ栽培においては、気温変動や生育の個体差により、収穫量や収穫時期の見通しが立てにくいという課題があります。特に近年は、人手不足や観光農園の運営など、収穫計画の精度向上が経営面にも直結するケースが増えています。

クロロスは、画像解析AIと現場実装を重視したプロダクト開発により、栽培現場で実際に使われ、意思決定に役立つツールの提供を目指しています。

クロロス株式会社について

クロロス株式会社は、植物に関するデジタル情報の解析を目的としたシステム及び機器の企画、開発、販売、保守、コンサルティングを行う企業です。

ミッション「AI作物認識で作物の進化を支える"Visual Intelligence for Crop Evolution"」のもと、作物の画像解析AIとセンシング技術を軸に、品種や農業資材などの農業開発を支援、作物の進化と未来の食を支えます。

会社概要

会社名
クロロス株式会社(Chloros Inc.)
代表者
代表取締役 相澤光俊
本社所在地
東京都杉並区
設立
2025年
事業内容
植物に関するデジタル情報の解析を目的としたシステム及び機器の企画、開発、販売、保守及びコンサルティング
ミッション
AI作物認識で作物の進化を支える "Visual Intelligence for Crop Evolution"
Webサイト
https://chloros.ai

以上